
科学技術に興味を持ってほしいという
下心はありつつもあり、私が興味があったので
本物の企業の方が登場する実演会に
行ってきましたので紹介します
今回は体験学習でもなんでもなく、ほとんど親の興味のために
行ってきましたので教育や学習の観点では参考にならないと思います
目的|魔改造の夜の実物を見てみたい!
司会の矢野武アナウンサーから
『ここで見たこと聞いたことは他言無用、、、
ですが最後の写真くらいは取っていただいて
SNSで公式リンクを貼ってもらっても良いでしょう』
とのことでしたので、その際撮影させていただいた
S津製作所のエンジニアチームの皆さんの写真を共有させていただきます


めっちゃかっこいい!
何よりみなさん楽しそう!
テレビで見る編集後の綺麗な動画だけでなく
実際にエンジニアの方たちが操作したり調整したり
時に失敗したりする間と間を実際見れるのはとても
興味深いです
S津製作所
生体分子の壊さずに質量分析する「ソフトレーザー
脱イオン化法」の開発でノーベル賞を受賞された
田中耕一さんがいらっしゃるあの会社ですね
公演|魔砲恐竜カノンちゃん
要は缶蹴りロボットですが飛距離が30mって
とんでもない距離を飛ばすカノンちゃんです
ちなみに「カノン」はシリンダーのことを業界では
「キャノン」と呼んでいるらしく、それを文字って
「カノンちゃん」と名付けられたそうです
魔改造の夜は実際のNHKのTV番組でも実演の際
うまくいかないチームもあったり緊張感があるのですが
前日の公演ではそのような事態になってしまったそうで
今日はどうなるか、、、といった状況でした
ですが、初回の実演が始まり静まり返ったなかで
恐竜の鳴き声ー>助走ー>・・・
・・・、・・・、・・・
プシュ!パン!!!!!
とこれ以上にない軌道で缶が飛んでいきました
満場拍手喝采、エンジニアの皆さんも大喜び!
ということで、この一体感は素晴らしかったです
公演|バサバサカサフライさん
要は羽ばたきロボットです
・・・、いや、要はというか、
それってレオナルドダヴィンチさんが失敗した
羽ばたき飛行機(オーニソプター)みたいなやつですよね
番組ではうまく飛ばなかったものを追い魔改造して
飛べるようにしたとのことで実演されていました
こちらも番組に沿って、
雨をしのぐー>たたむー>・・・
・・・、・・・、・・・
バサバサバサバサバサバサバサバサ!!!!!!!!
こちらも本日二度目の満場一致拍手喝采で大盛り上がり
本当にすごかったです
解説|魔砲恐竜カノンちゃん
こちらの技術的な肝は2つ
・エアシリンダー
・つま先
エアシリンダー
魔改造の夜の厳しいルールとして予算が5万円というものがあり
これを守るため普段は油圧シリンダーしか作っていない会社なのに
エアシリンダーに挑んだそうです
安くするために足場材のパイプを買ってきて、そのままでは内側が
ざらざらで使えないので、航空機部門の方が8時間内側を磨かれたそうで
ピカピカに光っていました

#800くらいのピカピカ具合で
多分世の中で最もお金のかかっている
SGP管ですね!
つま先
缶を蹴る、というのは難しくて接触時間と角度が重要とのことでした
射出角度は33°がベストとのことです
接触時間については短すぎれば缶がひしゃげて飛ばなくなってしまい
長すぎれば反力を得られずに飛ばないということで相当試行錯誤されていました
最終的には強力な輪ゴムのような形状のものを5本使うことで
この驚異的な飛距離を実現したそうです
解説|バサバサカサフライさん
S津製作所は創立150周年とのことで
150秒の滞空を目指すことをコンセプトに
取り組まれたそうです
普通に考えれば滑空で滞空時間を稼ぐというのが
最も確実だと思いますが敢えて羽ばたきに挑戦しよう
というのが企業の姿勢として本当に素晴らしいと思います
実演でも十分に飛んでいたのですが、事前の演習では
150秒滞空を本当にされたそうで別の展示ブースでは動画も
放映されていました
回転翼機や固定翼機というのはドローンや飛行機でよく見ますが
羽ばたき機というのは本当に見たことが無かったので
むちゃくちゃ感動してしまいました
さすがですねと思ったところとして
羽ばたき機のビニール傘の表面をイオン放電
加工してアバタ状にすることで揚力を上げた
とのことで、そこまでやるのかと驚きました
番組では「ビニール傘なので透明じゃないと」という
ことで禁じ手になっていたようですが今回見れて
良かったです
感想|S津製作所のベテランエンジニアからのお言葉
魔改造に成功する素地はあったようで新型コロナのときに
PCR検査機器を開発から上市まで2か月半で実現したとのことで
この時点でS津製作所の開発力は驚異的です
エンジニアの皆さんはどうやら社内公募で集められた方々のようで
元々の面識はなく魔改造のためだけに組成したチームとのことでした
それなのにこの一体感すごいです
そして技術に没頭する体験は二度と出来ない貴重な体験だったと
口々におっしゃっていました
最後に矢野アナウンサーから
「会場に来ているお子さんに何か一言」
と振られたカノンちゃんのつま先担当の
ベテランエンジニアの方から
「ここに来ているということだけで
エンジニアとしての芽があるということです
エンジニアという仕事は楽しい、やりがいのある
仕事ですので是非目指してみてください」
とのことでした
これは会場に来ていた人はみんなS津製作所のファンになりますね
B To Cの製品はないと思いますが、今後も注目していきたいと思います

本当に素晴らしい公演でした!
ありがとうございました!
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