そもそもなぜ子供に勉強をさせるのか考えを巡らせてみました
【最終目標】社会で生きていくため
最終的に子供が社会で困らずに生きていければ、何の問題もないです
生きていくための目標を分解したものを以下の5つを目標とします
・健やかな身体
・豊かな情操と道徳心
・幅広い知識と教養
・生命や自然の尊重
・伝統と文化の尊重
このように並べてみると、つい考えがちな”お金を稼ぐため”や”高い学歴を得るため”と
いった手段を目標としてしまわないよう気を付けました
【健やかな身体】小1での運動系の習い事
好きなスポーツ、運動をなるべくたくさんするようにしています
子供が何が好きで、何が苦手か、耐えられることと、我慢できないものが何かを
注意深く観察して、どうしても嫌がるものは辞めさせてしまいました
わが家の場合は特にじっとしていられない性格もあり、先生やコーチとの相性が合わず、
怒られることが続き、ご迷惑をお掛けしているものからは撤退しています
具体的には3歳から続けたスイミングもクロールが泳げたところで撤退しました
ただし運動は週2回は楽しく思いっきり体を動かせるものを入れるようにしています
最終的に何をするにしても身体が資本なので勉強より体づくりが優先です
【豊かな情操と道徳心】小1での社会との関わりかた
なるべくいろんなところに連れていくようにしていますが、特に親の趣味で他の大人がいる場所に
行くときに、本人が行きたがれば同行しています
子供は小学校と家庭、習い事が社会になることが多いと思いますが、親以外にもいろんな大人がいて
スポーツなど楽しんでいることを見せるようにしています
家でできることとしては、ニュースを一緒に見る、映画を一緒に見る、Youtubeを一緒に見るなど
極力コンテンツを共有して、感想を言い合ったり、疑問に答えたりするようにしています
子供のなぜどうして?の生の声に応えるのは結構面白いです
このお菓子って値段は変わってないけど昔よりだいぶ小さくなったなぁ
それって高くなったのと同じってこと?
【幅広い知識と教養】小1の勉強は国語と算数
小1では国語は、ひらがな、カタカナ、漢字80字
算数は、100までの数、足し算、引き算、文章題、図の形、時計の読み方といった
内容が学習範囲です
一方で、書店に並んでいる中学受験を想定した小1用の問題集を見ると、
問題量も文字もめちゃくちゃに多い
わが家の場合は見開き1ページを終わることなく子供が脱落するのが目に見えています
そこで以下に目標を絞っています
・学習習慣を1日15分でも良いのでつける
・朝10分、夕方5分でも良いのでYoutubeやゲームより先にする
・好きな教科の習い事をする
・本は自分で読まないので、寝る前は子供の希望する本を30分くらい読み聞かせする
とにかく勉強が嫌いにならないように、だけど計算や漢字のようなファンダメンタルは
習慣化して抑えることを目標にしています
あと子供がブラックホールって何?のような難題を問われた場合は、
ブルーバックスのような本を抜粋して読んであげるのも効果ありでした
計算が速くなったとか漢字の読み書きができたというようなものに比べて
効果測定は難しいですが、子供が新しいことに興味を持てば良しとしています
【生命や自然の尊重】小1の自然体験
小学校でアサガオを育てるのもこの一環だと思いますが、家でもできることはいろいろあります
ペットボトルや小さい水槽でメダカを飼ってみる
金魚は水質管理が難しく、数か月で失敗してしまいました
ベランダのプランターでミニトマトを育てて食べてみる
公園で虫取りをする
ホテルの代わりにグランピングにして焚火をしてみる
とにかく植物や動物、自然を身近に感じられる環境づくりや
体験する機会を増やすことで、勉強をせずに当然知っている状態が作ることが目標です
そうすることでジャガイモが木に実るような間違いはしなくて済みます
【伝統と文化の尊重】小1の文化体験
いろいろな場所に旅行に行くことは見聞を広めることにつながりますが、
頻繁には行けないです
一方で本を買うだけなら週に1冊買っても、習い事1つ増やすより安いと思います
学習ドリルも良いですが、子供が欲しいという図鑑や、興味がありそうな本を
親の押し売り的に与えてみると惹かれる場合もあります
あとは地域のお祭りや、冠婚葬祭に連れて行くのも良いです
子供からなんでそんなことしなきゃいけないの?
という質問に全て論理的な説明をするのは難しいと思います
そういうときに、『それは文化だから』と言っています
極力子供の疑問にはいろいろ調べて回答するようにはしていますが、
あれこれ諸説あるものを並べるよりは、ひとまずこういう文化ということを
理解してもらうこともスムーズに生活を送るうえで大事だとと思います
まとめ:当面の目標は子供の選択肢を広げるため
自信が工業分野で働いていることから逆算して考えると、
グラフって表と比べて変化率が視覚的にわかるから便利だよね、とか
複素数って電気の計算をするとき便利だよね、とか
単位って化学工学のプロセス計算するとき便利だよね、とか
法律の条文に書いてある目的って理解しておくと大枠を掴めるよね、とか
実際に知っていることで楽できることを体感的に知っています
一方で、私自身は勉強が全く得意ではなく、小中高は公立ですが、
周囲で働いている方は小中から私立でかなり勉強を訓練されていると
未だに差を感じますし、文化的な理解の幅も広いと感じます
目先の算数の問題を速く正確に解く、ということだけに囚われるのは良くないと
思いますが、スポーツにせよ勉強にせよ小さいときから訓練しておくとその後が
とても楽になる、選択肢が増えるということは実感しています
子供の特性をよく見極めて、選択の可能性が広がるように支援していきたいですね
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